考えながら作り、作りながら考える。
作るから考えるのか、考えるから作るのか、
作ると考えるはいつもグルグルと私の周りを回り続けるのです。
皆さんこんにちわ
哀愁のハンドメイド屋シアンです。(/ω\)ナニソレ素敵
夫がね、庭で育ったカボチャでジャックランタンを作ってね
それがとても可愛いの。
このカボチャは、庭に植えたキュウリの苗から生えてきました。
どうも買ったキュウリの苗に接ぎ木苗が混ざっていたらしい。
(一般的にキュウリはカボチャの苗に接ぎ木されています)
キュウリも元気よく育ってたくさん収穫できたのだけど、根元からもう一本伸びてきたツルがすごかったんだよね。
「あのキュウリ、花が大きくてカボチャみたいじゃね?」的な話をして笑っていたら
本当にカボチャでした (/ω\)まぁステキング
そのまま放っておいたらカボチャがいくつかできたワケですが、接ぎ木用のカボチャ苗は我々が食べるおいしいカボチャとは品種が違うので食べてもおいしくないワケなのであります。
しかし、庭にはカボチャが転がっているのです。
そこで夫はまずジャックランタンを一つ作りました。
そしてもう一つ、また一つ。長男も一緒に作り始めて
日曜日になると、どんどん増えるジャックランタン。
最終的にジャックランタンが6つ。
何コレ!カワイイやんか!
(/ω\)カメラ持ってこーい
夫と息子の作ったジャックランタンの写真を撮りながら
「スゴイ!可愛いね、上手だね」と私が眺めていると
「あなたはこういうの作るとすごく喜ぶんだよね」と夫がニッコリ笑う。
実は数年前にカボチャを育てているので、夫がジャックランタンを作るのは初めてじゃない。昔ジャックランタンを作ったときに私が喜んだことを夫は覚えていたらしい。
私が喜ぶから作ったとか、そんなことは言わないのね。
夫の愛情表現はいつまでたっても不器用だ。
夫がジャックランタンを作る時間は、私を喜ばせたい時間。
私を喜ばせたい時間は私を想う時間。
私はその日その時「幸せだなぁ」と心から思いました。
夫が作るカボチャ頭
春に植えて、偶然伸びてきたカボチャが夫によってジャックランタンになりました。
実がなるのも、顔を彫るのも時間がかかるジャックランタン。なんとも気の長い手作りだ。
それなのに、火を灯して眺めているのは僅かな時間なのよね。
その後、少しずつカビたり腐ったりして、土が凍る前に枯れた畑に埋めてしまう。
そして雪が降り、氷が溶けて春が来る頃には土にかえってしまうのね。まるで存在すらしていなかったかのように跡形もなくね。
形のあるものを作れども、いつかはボロボロと崩れてしまうのね。
それは醜いのかしら、それとも美しいかしら
そんなことは意味のないこと。あと1週間もしたらカボチャ頭はきっと、当たり前のようにグシャって潰れて土の中。
だけどいつまでも私の記憶にもぐりこんで、私を幸せにするのです。
作りながら考える私。考えながら作る私。
作る人は幸せだと思う。作るって幸せでしょ?
なんとか副業でも収入を増やそうとパソコンにかじりついていた私に
ハンドメイド作家の、この私に
夫が「作る幸せ」をまざまざと見せつけるのです。
小さな庭と夫の手作り
私の心を満たす小さな庭の田舎暮らし
あのね、主婦としては食用のカボチャも嬉しいのよ。
心だけじゃなくてお腹もいっぱいなら幸せ満タン。
またね~
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