ただいま思案中。

ハンドメイド作家がネットをさまよっています。

田舎で夏と秋の境目を暮らす日々

 

 

ハンドメイド屋のシアンです。こんにちわ。

本日納品が無事終わりまして、今月の仕事もひと段落しました。
今月から実店舗販売は1軒だけに絞りました。他のホテルから引き揚げてきた作品も整理を始めています。

今までより在庫管理がとても楽になったけどハンドメイド収入は「ほんのちょっと」になったので、ネットで収入強化を図りたいワタシ。

 

でもネット販売も不調なんだよなぁ・・・(/ω\)アカーン

 

(/・ω・)/

 

田舎で夏と秋の境目を暮らす日々

昨日、納品の準備に忙しい私を家に残して、夫と子ども達は栗拾いに出かけました。

わが家は町のはずれにあって、里山のふもとに建っています。
わが家から山のほうへ5分ほど歩いたところに大きな公園があるんだけど、今の季節、公園の道ぞいにたくさん栗が落ちてるのね。
その、道に落ちてる栗は車に潰されちゃったり虫食いだったりするんだけど、少し公園から山のほうへ入ると誰も拾わないのでたくさんの栗が落ちている。

夫と子ども達は、その辺の蔓にぶら下がっているアケビをお腹いっぱい食べながら、スーパーのビニール袋いっぱいに栗を拾ってきた。

私にアケビのお土産は無いのね。(/ω\)忘れてたっていうの。

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栗ってさ、拾うの楽しいんだけど皮をむくのが大変です。だから公園に来て遊んでいる親子は栗を拾わないのね。誰も拾わないから沢山いい栗を拾ってきたらしい。

わが家には「栗を拾ってきた人が栗を剥く」というルールがありまして、夫が栗の皮をむき始めました。しかし大量の栗の山を見て、さすがに大変そうなので私も手伝うワケです。

栗の剥き方

  1. 最初に塩水に浸す人もいますが、時間のない人は浸さなくてもOKです。我が家では浸しません。
  2. 栗の下のザラザラしたところに包丁の刃をいれて、最初にザラザラしたところだけ全部剥いてしまいます。
  3. その次に艶やかな皮を剥くとキレイに剥けます。この部分が非常に硬いので最初にこの部分を剥こうとするとケガをします。

※注意点としてはセラミック包丁は使ってはいけません。すぐに包丁がカケてしまいます。金属の包丁がお薦めです。

1時間ほど夫婦で黙々と剥き続けましたが終わりません。そのうち疲れて手の握力がなくなってきて、手が滑って包丁で手に穴をあけた私。

血がぷしゅーって。 (/ω\)痛し

ええい、やってられるか(怒)

ハンドメイド作家にとって指は仕事道具。その大事な指先に穴があいてブチギレた私は包丁を放り出し、下の子とふて寝お昼寝です。

その間も夫が栗を剥き続けてくれました。もちろん渋皮も剥きます。栗はとても手間がかかります。

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小さな幼虫もコンニチワ。ドングリの中にいるような白い小さな幼虫がもぞもぞ動いたりするので、虫食い部分ごと削り取ってしまいます。
小さいので、幼虫の頭だけちょん切ってしまう面倒くさがりな私。

(/ω\)煮たらいいねん。どうせわからへんし。

 

なんと、その晩は夫特製の栗ご飯に!(´▽`*)お父ちゃん素敵❤
ちょん切れた幼虫入は見事にわかりません。こどもも大喜びやん!

 

美味しい栗ご飯とトン汁、買ってきたサンマを焼いていただきました。
秋!(≧▽≦)秋が来たよ!

 

しかし、栗ご飯だけでは拾ってきた栗は食べきれません。
渋皮を付けたままの栗がホラ、こんなカンジで残っています。

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今年はね「栗の渋皮甘露煮」を作ろうと思うの。

これはね、重曹を小さじ2杯ほど溶かした水で一晩あく抜きするのね。
ちなみにこのボウルはラーメンどんぶりと同じ大きさです。

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うわー、なんか本当に食べれるの?コレ、って感じになる。

そんでもって翌日、2~3回ほど煮こぼします。渋い栗だったら4回くらい煮こぼすらしい。

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どう見てもおいしそうに見えないんだけど、とてもおいしくなるのよ。
ちなみにこのステンレスの鍋はジオプロダクトの鍋。

庭でとれたベリー類や、山で採ってきた山菜・栗を煮込むのに使うジオプロダクトの鍋は、山菜の灰汁やジャムづくりの際の酸性に強く、長年変色もせず、長時間煮込むのに重宝するのでお薦め。 

ヨイショ(/・ω・)/

 

煮こぼした後は、キビ砂糖か三温糖と水でシロップを作って、熱いシロップの中に煮えた栗を入れて一晩置いておく。←わが家は今ココ

栗をとりだして、シロップを煮詰めて冷やしたらもう一度栗を浸して「栗の渋皮甘露煮」の完成。保存ビンに入れて冷蔵庫に保存する。

 

これに香りの良いリキュールを入れると洋菓子作りの材料になるのですね。
私はパフケーキを作るときにカスタードクリームを挟み込むんだけど、そのときにカスタードに栗を小さく切って混ぜて使ったりする。1年中、季節なく作って食べるような平凡なケーキもほんのり秋の味覚になって嬉しい。

 

今日は栗を拾った話なのだけど、実は9月の初めまではトマトがたくさん庭で獲れていて、我が家の庭は夏真っ盛りだった。ミニトマトいっぱい。

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※しつこいようだけど、これはラーメンどんぶりと同じ大きさです。

食べきれないトマトはソースにしたり、スライスして天日に干してドライトマトに。
ドライトマトの保存にオイルに漬ける方法もあるけれど、わが家は保存袋に入れて冷凍庫に入れておきます。ピザを作るときに使うんだよね。あとトマトドレッシングにしても美味しいの。その時はドライトマトをオイルに浸してから作るといいのですね。

 

ちなみに、台風が通り過ぎたら突然肌寒くなってきて、先週からトマトが赤くならなくなったのね。
昨日は、未熟な青いトマトも全部収穫して今年の家庭菜園もおしまい。
夏もおしまい。

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キレイに洗って、大きな青トマトは天ぷらにします。酸味がおいしい。
小さなミニトマトは緑色のトマトのピクルスにする予定。ヒスイ色のキレイなピクルスになる。

多分ピクルスだけじゃミニトマトが余るので、酸味の強い緑色のトマトソースも作っておこうかな。

酸っぱいので子ども達は青いトマトの料理は食べないのよ。

 

田舎の夏と秋の境目は台所仕事が忙しい。というか、一年中保存食作っているような気がする。
こうして毎年同じ台所仕事をくり返して、冬を迎えて、歳をとるんだな。

ミシンを踏みながら窓の外の雪を眺める季節があと少し。本当にもう少しで冬がやってくるのよ。 

[新版]私の保存食手帖 (ESSEの本)

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