なんだか仕事量が多すぎて少しパンク気味のオバサンです、オヒサシブリネ、コンニチワ。
少し仕事を休んでみたら、何か心にぽっかり穴が開いたような気がして落ち着かなくなるのです。
そこで久しぶりにブログを開いて、自分のしょうもないブログを見直していたら
まだ幼かった子どもたちと笑ったり怒ったりして過ごした時間が、拙い文章のそこかしこにキラキラと光っていて懐かしい気分になりました。
ああ、不思議。
あれから子どもたちはとても大きく成長しているはずなのに、私は相変わらずハンドメイド作家としてミシンに向かっていて、あの日と同じものを作っています。
今日はそんな私とこどもの忘備録になるのですが、良かったらお付き合いください。
先日、パソコンに大量に保存してある写真を整理していたら
まだ小さかった下の子(男の子)が折った、折り紙のお雛様の画像が出てきました。
これを折ったのは保育園年長の頃。
手術をしてしばらく運動・外出ができなかった時期で
子は術後の痛みに・私は心の痛みに耐えながら、二人で、静かで濃密な時間を過ごしました。
身体が痛くて動き回れない息子は、退屈しのぎに「折り紙の本」を見ながらお雛様を折りました。
このお雛様とお内裏様では折り方が違うんだそうで、お雛様は扇の持ち方が可愛らしい。 そしてお内裏様は烏帽子が優しい春色の花柄。
彼の中にはまだ、お内裏様の烏帽子が「黒」というイメージが無かったようです。
彼はこの春色のお雛様とお内裏様を完成させた後、なかなか素敵な五人囃子(ごにんばやし)を折り始めるんです。
今日はそんな話を。
戦闘系 五人囃子
お雛様の次に三人官女を作るかと思いきや、そんなもんはすっ飛ばし、五人囃子を作り始めた息子。
夢中で折り紙をしながら「五人囃子って何する人なの?」と私に尋ねたのですね。
五人囃子?
さて、何する人だったかな?
(/ω\)「確か、五人囃子はお内裏様とお雛様を守るお付きの強いサムライだよ。」
息子「そうか! じゃぁ、武器を持ってるんだね!」
(/ω\)「そうそう、戦闘力が高いんだよ。」
【正解】
お雛様につきものの五人囃子とは
笛や小鼓(こつづみ)、太鼓などを使って演奏(お囃子)を披露して宴を盛り上げてくれる楽師(少年)たちのことを、一般的に「五人囃子」と呼んでいる。
※五人囃子の詳細についてはこちらのページが参考になります。
http://hina-matsuri.jp/lern_story03.html
(ΦωΦ) 五人囃子をよく見てみましょう。
(/ω\)武器じゃなくて楽器持ってるやーん
恥ずかしながら私は当時
五人囃子を「サムライ」と勘違いしてました。
そんなアホな母親の話を真に受けた息子の五人囃子は、なかなか勇ましい戦闘系男子に仕上がっています。
※注 最終的に力尽きて四人しか作れなかったので、正確には四人囃子です
1人目 弓の名人
遠くから敵を射抜く「曇り無き眼」の弓の名人が、お雛様たちを守ります。
背中から飛び出した黄色いものは、弓矢。
保育園児の折り紙なのにクオリティーが高くて、弓矢はきちんと矢筒に入ってました。
(残念ながら矢筒の画像なし)
そのサムライの名はアシタカ。
2人目 剣の名人
日本刀といえば片刃なんですが、なぜか両刃の剣を持つサムライです。
前述の弓矢の人より兜が大きいので、より実践的な装備なんじゃないかと思います。
誰と闘うのか聞いたところ
「モンスター!」という答えが返ってきました。
察するに、この人はドラクエの勇者の模様。
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3人目 杖の名人
私の目には、この人は笛を吹いているように見えたのですが
息子曰く「これは魔法の杖」
魔法の杖をもったサムライは最強ですから、兜は不要なんだとか。
人は彼をハリーポッター と呼ぶ。
4人目 我が家史上最強のサムライ
息子が得意気に私のところに持って来てくれた、最後の人形。
抱えた白い棒になんかぶら下がっています。
(/ω\)産卵中のシャケ? (ちがいます)
色々考えてみたんだけど
「正直、ちょっとわかんねーな」ってなって
この人、何を持ってるの?と尋ねてみたところ
「機関銃」という答えが返ってきた問題作です。
Σ(゚Д゚)
なんと機関銃。
どこで見たのか、銃弾を連結した弾帯まで装備していました。
ネジネジした紙の銃弾をセロテープの弾帯に収納。
数秒間ではあるものの連射が可能な仕様になっています。
幼いこどもが、こんな物騒なものを作るなんて。
私は、震えあがったのですね。
機関銃なんて、どこで見たの?と尋ねてみたところ息子の答えは明快でした。
「ナウシカぁ」
「ナウシカぁ」
確かに「青き衣」着てるな。
ちなみに
我が子の創作の源はこちらです。
折り紙は偉大だ。
そして思い出って素敵だ。
本日は以上でーす。