ただいま思案中。

ハンドメイド作家がネットをさまよっています。

スカウト内容を攻略! ハンドメイド販売は甘くない

 

 

2016年7月追記・更新

シアンです。ハンドメイドはお好きですか?前回スカウトについて少しお話しましたが。 

cyancy.hatenablog.com

 

今回はスカウトの「内容」を攻略してみましょう。

 

スカウトされる条件をあげてみましょうか

オリジナルのネットショップを立ち上げている(連絡先がわかる・身元が証明されている)

ある程度売れている、もしくは売上が見込める(購入者の評判が良い・作家の評価が高い)

 

他にも、わざわざスカウトするのに値する条件があるかもしれませんね。

 

でも、スカウトの内容はみんな同じです。
ほぼ間違いなく委託販売を持ちかけてきます。

「アナタのステキ商品をぜひ当店で委託販売したい」って。

 

スカウト内容を攻略!
ハンドメイド販売は甘くない

私は得体のしれないスカウトや営業、取材に関してのメールはお返事を書くことがないんだよね。

手当たり次第のスカウトは論外ですが、
大手の委託サイトのバイヤーさんにも
スカウトチームの担当者も(←断っても本当にしつこかった)
個人のショップオーナー様にも

お返事はしません。

 

なんで?って、面倒くさいから。

だってさ、スカウトってね、スカウトする側からはメリットがあるけど
作家にはメリットが無い(場合が多い)からね。

 

所詮私のレベルはそんなもの (/ω\)それが現実

 

スカウトのほぼ全部が「委託」を希望していらっしゃるのは、ショップ側が在庫をもつリスクを負わなくてすむからです。

リスクは作家にもたせて、売上はショップ側がふんだくる。

まぁ、これは当たり前なんだけど。

 

ここで問題なのは相手の正体がわからないことです。

 

大手の場合は大丈夫なのですが、個人のショップの場合に確認するすべが無い。

ホームページを提示されても、住所氏名を提示されても、それを本物(本人)と証明させることはネット上ほぼ不可能です。しかも身元を辿れないメールサービスを利用している方もいらっしゃる。

 

これがどんな可能性を含んでいるか、みてみましょうか。

以下、ワタシ=ハンドメイド作家として書いております

 

例1

「ステキ雑貨」のオーナーさんからワタシにスカウト(委託販売の希望)のメールがとどきました。

他県のショップなのですが、ネットで調べたら、ホームページもとってもステキな雰囲気で、住所も氏名もメールと一致。

早速、委託の約束をメールでやりとりし、商品を「ステキ雑貨」へ配送。

ところがしばらくしたら連絡が取れなくなりました。

ネットのホームページも連絡先も、実は他の雑貨屋さんのホームページのコピーで、荷物の送り先には雑貨屋さんはありませんでした。

ああ、ワタシの商品はどこへ行ったのでしょう(泣)

 

例2

「おされ雑貨」から、ワタシに委託販売のスカウトがきました。

実際に知っているお店でしたので、早速、委託販売についての契約書類を作成。日付とサインもいれて、契約にこぎつけました。

しかし遠方のお店のため、「おされ雑貨」までの送料はこちらが支払います。

売れなかった商品は送り返されますが、商品は汚れたり、日に焼けていて販売できなくなったものも含まれます。

販売手数料と管理手数料、そして送料だけがたくさんかかってしまい、結果的には赤字でした。

 

もちろん成功例もあると思いますが、ハンドメイド販売は掃いて捨てるほどハンドメイド作家で溢れています。現実は甘くありません。

 

例1では身元証明が不十分でした。契約書類も作成していないですね。

例2では条件のすり合わせが不十分でした。委託内容のすりあわせを軽く考えてましたね。

 

他には、商品をコピーして販売された(いや、これぐらいは許して上げましょうよ)、

店のタグをつけられてオリジナルとして売られていた(コレも別にいいや、許してやって)、等です。

 

解決策としては

 

「しっかりしろよ」

ということなんですが(笑)

 

条件のすりあわせ等、契約に詳しくない方は、スカウトされたら委託ではなくて買い取ってもらいましょう。これが一番楽で間違いない。

まとめ

ハンドメイド作家の場合、委託販売は無理なく自分が通える(納品にいける)範囲のお店だけに限ったほうが、身の丈にあっていると思うよ。

 

委託先については以下の記事も参考になさってください。

cyancy.hatenablog.com

  

自宅ショップ失敗しました。手作り雑貨に夢をみた主婦たちの物語。10分で読めるシリーズ

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