この記事は2016年7月に加筆・修正しています
シアンです。ハンドメイドは好きですか?
ハンドメイド販売で気がついた意外なあれこれをご紹介。
ネットでハンドメイド販売を始めて気がついたんだけど
銀行の手数料って高いよね?。
ちょっとお金をアッチからコッチへ動かすだけでもそれなりに手数料取られます。
私は実店舗での販売では、商品納品時に前月の売れた分を請求すると現金で支払われることが多いです。
なので手数料は発生しない。
ネットならではの手数料は盲点でした。
ネット販売の意外な盲点、手数料
例えば委託販売サイトで1000円(原価200円)のお皿を売りました。
その月は販売が伸び悩み、結局売れたのはその1000円のお皿だけでした。送料は770円(お客様負担)です。
販売したサイトは月末が〆日で、売上1000円から委託料20%を引かれた額+送料が自動的に翌月末に銀行振り込まれました。
さていくらでしょう。(個人販売・消費税はつきません)
委託料は1000円の20%なので200円。
1000-200=800円 (それに送料の770円が入金)
ホントデスカ?
実はここで振込手数料を差っぴかれるわけです。
例えば一般の銀行に振り込まれた場合170円くらい(だっけ?)の手数料を天引きされてしまいます。
ここでは170円と仮定して計算してみましょう。
1000-200-170=630円 (それに送料770円が入金)
結構少ないですね。
ここで原価をひいてみましょうか。
630-200=430円。
お皿ですから梱包資材がかかります。50円としてみましょう。
430-50=380円
コレに光熱費やらなんやらを引いていくと限りなく0に近くなります。
ウハ!利益でないじゃん!
そうです。利益なくなっちゃうんです。そこで利益を出すために節約すべきところはどこでしょう?
■原価ですか?
そうですね、そもそも販売価格に対して原価少し高めですね。この場合、そもそも販売価格のつけ方が間違っていますね。
それに原価下げると品質さがりますから。原価を下げるくらいなら、機会をうかがって値段をあげてみましょうか。
■梱包資材ですか?
安いの探して使ってんだけど。でも、もっと安いのみつけてみようか。それともお客様に梱包代を負担してもらっちゃう?
■もっと売れよ
そのとおりですが。
ほかには?
ズバリ銀行の手数料です。
複数のサイトで販売していると意外にこれが大きい。
4つのサイトで運営している私の場合、1年間に支払うべき手数料を計算してみて、経費を1円2円と頑張って節約するのがバカバカしくなりました。
そこで対策を考えてみるわけです。
■サイト指定の銀行を使う
委託サイトによっては特定のネット銀行への振り込み手数料が優遇されます。だいたい70円くらい(だったっけ?)です。
特に複数のサイトで販売されている方は手数料削減への有効手段となり得ます。
■売上確定〆日を自分の都合のいい日に指定して申請できるサイトを探す(〆日が固定されていないサイト)
自分で確定日を申請できるサイトなら、ある程度の売上があるまで待つことができます。売上に占める入金手数料の割合がぐっと低くなりますね。
(/ω\)
利益がなくなっちゃうような値段で売っているのがそもそもの間違いなんですが。
経費削減という考え方を学ぶなら節約本がお薦めです。
ハンドメイド販売に直接関係はありませんが「お金を使わない」という考え方を身につけないと利益が出づらいのもハンドメイド販売の特徴です。
まとめ
後から値段を上げることは難しいので価格は利益を考えてつけましょう。
銀行に手数料をたくさん盗られないように気をつけましょう。
そして経理を勉強するのですよ!
お金について勉強することが苦手な人は商売にむきません。
会計・経理センスを磨くなら
私もこれ読んでから考え方が変わりました。
会計や経理の仕組みがわかると合理的に考えることができるし、考え方を合理的にすることで仕事内容が変わります。最終的には売上にも貢献することでしょう。
有名な本なのでお近くの図書館にも置いていると思います。古い本なのでわざわざ買わなくてもいいと思いますし、ハンドメイド販売に直接関係するワケではありませんが、お金の考え方のひとつとして読んでおくことをお薦めします。
- 作者: 山田真哉,久織ちまき/鈴木真紀夫
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2009/10/16
- メディア: 単行本
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勉強する価値あるとおもうよ
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またね!