ただいま思案中。

ハンドメイド作家がネットをさまよっています。

送料無料でおいしいのは誰でしょう 得する人損する人 シアンのハンドメイド販売

 

 

罠、ワナ、ワナ~に落ちそ~う♪

と、古い歌から始まるしょうもないブログです。

(歳、バレるよね絶対)

 

しょうもないブログですがハンドメイド販売に関する啓蒙ブログです。

よろしかったらお試しください。

 

注)

「字が小さいと読者に読んでもらえないよね」というブログを読んだので、気分一新、デザインまで変えて、アレもコレも、と収拾がつかない事態に。という人のブログですので内容は薄めです。

 

昨年から今年にかけての出来事ですが、クリーマなどでのハンドメイドマーケットサイトでは送料無料設定を自由にできるようになりました。

楽天のオークションでも、送料無料キャンペーンを打ち出していましたね。 

楽天ゲートウェイ 通販・旅行・レシピなど楽天全ての入り口
 

  

送料無料。

送料無料にすると販売数が通常の2.3倍になるそうです。(楽天調べ)

本当かいな

 

確かにお得なカンジがするよねぇ~とお客様目線で考えてはいけません。

 

なぜ各運営サイトが送料無料をプッシュしているのか
賢明なあなた様ならわかるハズ

 

それは運営サイト側が「おいしい」からです。(/ω\)やっぱりや

 

送料無料でおいしいのは誰でしょう

 

実際にどのくらいおいしいのかなぁ~と計算してみました。

例)送料別途の場合

1000円の商品+送料360円(レターパック

(運営サイト販売手数料10%とする)

 

通常、運営サイトは販売価格(1000円の商品)から手数料をとりますので、1000×0.1=100販売手数料は100円です。

作家側は900+360(送料)=1260 1260円となります。

 

 ここで送料を無料にしてみるとどうなるでしょう。

送料無料といっても、作家側が送料を負担するわけではございません。ほとんどの場合、作品価格に送料をプラスした価格となっているはずです。

 

つまり

1000円の商品が1000円の販売価格で送料無料なのではなくて1000円の商品+360円の送料=1360円が送料無料の販売価格です。

 

例)送料無料の場合

ここで、運営サイト側は1360円の販売価格から販売手数料をとりますので

1360円×0.1=136円

 

送料別途の場合の手数料が100円でしたから、送料無料化することで36円、手数料を多く得ることができるのです 

 

はい、ここでおかしな点、見つかりました。

この場合、作家側には1360×0.9=1224円が振り込まれます。

送料別途の場合に比べ36円少ない

 

先ほど商品1000円+送料360円=1360円が販売価格と申しましたが、商品1000円は販売手数料込のお値段ですが360円は送料のみの金額です。
しかし運営サイトは、この360円からも手数料を持っていってしまうのです。これでは、作家が36円損してしまいます。

ここで作家は考えるのです。
もともと得るはずだった1260円はキープしたい。

 

そこで、販売価格を1400円にいたします。

1400×0.9=1260 作家は1260円を確保することができますね。

 

あ、運営サイトの手数料はどうなっているんだろう?と考えてください。

1400×0.1=140 140円得ることになります。 

すごいですね。送料無料を打ち出せば、月あたりの全ての作家の販売手数料を計算するとスゴイ額になりますよ。

 

ここで、賢明な消費者としては腑に落ちないことがでてきます。

 

これじゃ、客が損するやんけ (/ω\)アカーン!

 

そうです。この例にあげた場合に限って言えば、お客様だけが損する仕組みが出来上がっているんです。

 

作家はどうでしょう?

数字だけで追えば損も得もしてないように見えますが。

ここにはカラクリが。

 

今挙げた例では商品ひとつあたりの金額の計算でした。

 

が、

 

2点、3点とまとめ買いしてくださるお客様も多いはず。

 

例えば

送料無料(本当は送料込み)1400円を3点まとめ買いしていただいたとしましょうか。

すべてに送料+手数料込の販売価格がついてますから

1400×3=4200円

送料分はレターパックライト 360円×3 1080円(販売手数料別途)

 

3点ともレターパックひとつに同梱して発送できる場合なら

360円が送料

1080−360=720 720円

 

販売価格に含まれる送料×2(720円)が宙に浮いたお金となります

作家側は送料無料としてますのでたまたま宙に浮いてしまった720円を返金する必要はございません。結果的に720円得してしまうわけです。

 

棚ぼたです (/ω\)イヒヒ

 

注)ただ、これは運営サイトに不当に搾取されないための作家の自衛手段です。結果的に720円が浮いてしまったわけですが、ここだけを見て作家は「ぼったくっている」と言うことはできません。

 

しかし実際のところ、お客様は本来払わなくてもいい720円を作家に払っていることに変わりありません。

 

ここで、運営サイト側はどうでしょうか。

運営サイト側の手数料は10%です。

1400×3=4200 4200円が販売済価格ですので

4200×0.1=420円

販売価格に送料が含まれていようとなかろうと420円が手数料です。そして送料無料となっていますから、720円が宙に浮こうと何しようと、その分の手数料もいただいてしまいます。

もちろん良心的な作家が手数料や送料を本当に負担して商品価格だけで販売している送料無料もあると思います

 

しかし、しかしだよ

こういう図式になってしまうと、本来なら払わなくていいお金を払わされているお客様が多くなりますね。

 

作家も、本来なら販売価格に上乗せしなくてもいい手数料分を上乗せしなければなりません。 心が痛みますね( ̄▽ ̄)←本当かいな 

 

送料無料はビジネスの罠です。サービスではございません。 

 

もっとビジネスのカラクリについて知りたい方はコチラの本をどうぞ。世間一般的なあの会社や、このお店の価格のアレコレ、クレジットカードの儲けのカラクリが面白いです。  

知らないとソンする!価格と儲けのカラクリ

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 裏を見すぎると買い物ができなくなりそうです。
損をしない賢い買い物など、この世に存在するんでしょうか。 

 

用心する価値あるんじゃない?

 

ハンドメイド作家が利益を出すためには売上額に騙されてはいけません。

cyancy.hatenablog.com

またね