ただいま思案中。

ハンドメイド作家がネットをさまよっています。

ドーナツを食べ終わったら、おいしいねって笑ってね

 

 

2週間、ガッツリ休暇をとりました。

ここ数年、家で仕事をしていたのもあって、休暇らしい休暇をとっていなかったように思うのですね。なので連休のようにまとまった休暇をとることにしました。

休暇をとれない心理としては私の場合、以下のようなことがあげられるんですわ。
仕事が無いと収入が不安なので、ついつい仕事ばかりしてしまう。
休暇を作ると怠けているように思えてくる。
しかも仕事場が目の前にあるから、休むとなぜか罪悪感を感じてしまう。
好きなことを仕事にしたので延々と仕事をし続けてしまう。

私にとって休暇と仕事の配分は、つくづく難しい。

さらに言えば、主婦・家事業兼務の身の上である。つまり仕事と家事が複雑に絡み合ってどこまでも働いてしまう。

座ってテレビ見ているくらいなら掃除したほうがいいんじゃないか
天気が良いうちにシーツ洗わなきゃ
仕事用の布地にアイロンかけるついでに夫と息子のYシャツもアイロンかけないと

 

疲れた (/ω\)

そこには毎日「疲れた」と言っている自分がいる。

 

ふと気が付けば、

 

老けた (/ω\)ごぼぼぼぼ

 

ドーナツを食べ終わったら、おいしいねって笑ってね

 

なにしろ2週間のまとまった休暇である。
細々と頂いているライティングの仕事は続けつつも、ハンドメイドに関しては完全に放置してビデオ見たり本を読んだりして過ごすのです。

しかし友達もいない引きこもりのワタシである。
ランチを食べに行く相手すらいない悲しいワタシである。

だから2~3日の間、仕事もしないで一人で家に居ると、やはりというか、当然のように手持ち無沙汰になる。しかし仕事はしたくない。

そもそも主婦はいつも何かをしているものである。
そして昔からオカンはお節介で、常に誰かのお世話をして歩くものである。

つまり何もしないっていうのも精神的に大変だ。

そんなわけで家の中をソワソワ・ウロウロする私。
※基本ひきこもりなので、一人で計画的に外出するという選択肢は存在しない

 

そんなある日、実家からカボチャをもらった。
カボチャというのは意外に量があって、使い切ることがなかなか難しい野菜である。

 

 

坊ちゃんカボチャみたいなミニカボチャは、手のひらに乗るサイズなので ふかしてくり抜いて、カスタードやプリン液を入れたりグラタンソースを入れてオーブンで焼くのも楽しいです。

今回もらってきたカボチャはサッカーボールほどの大きさなので、シチューに入れたり天ぷら・カボチャコロッケにしてもまだ余ってるのですね。

そこで最終的にカボチャプリンを作りました。

カラメルソースを作って、カボチャをふかして潰して、プリン液とまぜて舌触りが良くなるようにザルでこして、オーブンに入れるだけのお手軽カボチャプリン

ぷりんなんて簡単だけど久々に作ったような気がする。

カボチャを潰すのが面倒ならカボチャプリンの素が便利だよ

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私は出来上がったカボチャプリンを冷蔵庫で冷やして、こどもが帰ってくるのを待つのです。

 

小学校から帰ってきた下の子に「カボチャプリン食べる?」と訊いたら「なにそれ~」と言って食べました。

こどもは食べ終わって一言
「おいしかったよ、誰にもらったの?」

 

息子よ、お母さんだってプリンくらい作れるわい

 

下の子が生まれる前までは、しばしば凝ったケーキを焼いたりドーナツを作ってみたり、凝った料理やお菓子作りなんぞして過ごしていたワタシである。
アップルパイもパイ生地から手作りするほどの私である。
なんならパン屋で働いていた私である。

 

だから、オヤツにドーナツも作ったんです。
パン生地ベースだから、時間が経っても もっちりフワフワ。
チョコレートをかけたり粉砂糖をまぶして食べる、素朴なツイストドーナツです。
ドーナツを自宅で作れば、お好みでキビ砂糖や黒糖・ココアなどをまぶしてもいいんです。

 

下の子が小学校から帰ってきたので、早速「ドーナツ食べる?」と訊いたところ、こどもが「どっち?」と訊き返しました。

どっち?ってなんだろうな?と思いながら「お母さんが作ったドーナツだよ~」と言ったら「あ~残念だな~、ミスタードーナツが食べたかったな~」と言われました。

「お母さんの作ったドーナツも美味しいよ!」と私が言えば、「ミスタードーナツのほうが食べたいの!」と言う。

 

ええぃ、このチビめ(怒) ※小1の我が子である

 

 

喜んでくれない
(つд⊂)エーン

 

 

長男は「まぁミスドもいいよね~、気持ちはわからないでもないよね~、これはこれでいいけどね~」と言いながらドーナツを頬張りつつ、「それにしてもこのあいだ食べたカボチャプリンは美味しかったな~」と何度も言ってくれました。

長男は小さな頃から私の作ったパンやケーキをたくさん食べていたけど、思えば次男が生まれてからは、こどもに手作りオヤツを作る時間と心の余裕が全く無かったことに気が付いた。

まぁ、私はスナック菓子も大好きだけどね。

 

もっと作ってやればよかったのかな。
あと、どのくらい私の手作りオヤツを食べて過ごすのかな。

 

そんな後悔と心の痛みを感じつつ、休暇おしまい。


明日のおやつはポテチです。
オシャレなドーナツは、将来、可愛い恋人と食べてください。 

 

きっとお店でオシャレなドーナツを食べるたびに、オカンのドーナツを思い出して笑うでしょう。

それも素敵なことだから 、ドーナツを食べ終わったら、おいしいねって笑ってね