cyancy’s blog

ハンドメイド販売が生業。いかにハンドメイド商品を売り込むか、日々攻略中。

私の手編み 可憐なレース

 

 

私は小学生の3~4年生頃からレースを編んでいる。
祖母に毛糸の編み物を教わった私は、母からレース編みを教えてもらいました。毛糸と違い、レース糸は白く細く、手が慣れるまで時間がかかった記憶があります。
しかしながら白く可憐で繊細なレースは、まるでヨーロッパのお姫様のドレスのよう。おとぎの世界のような美しいレースの魅力に小学生の私は引き込まれました。
おこづかいで必要なかぎ針を少しずつ買い集めて、大人になった今でも大事に使っています。

f:id:cyancy:20161123180823j:plain

画像左下のべっ甲柄のシャトルはタティングレース用のシャトル。
右側はかぎ針。
毛糸編みのかぎ針はゴールドですが、レース編み用のかぎ針はシルバーになっているの。
2号、4号、6号、8号、10号、12号。数字が大きくなるにつれかぎ針は小さく細くなっていきます。

f:id:cyancy:20161123181144j:plain

12号かぎ針と一般的なボールペンの先と比べたところ。12号針は細すぎて「かぎ」の部分が確認できないほど繊細なの。 

かぎ針はどれもコレも細くて長く編んでいると指が痛くなる。今はグリップのついたかぎ針があるので、これから始める方はグリップ付きのタイプを用意されたほうがいいと思う。  

 

私は社会人になっても無心で白いレースをたくさん編みました。
オリジナルのレースのドイリーはクラフトフェアで売ったりもしましたが、当時は編むのが好きだっただけなので私には似つかわしくない繊細で可憐なドイリーは全て母や姉にあげてしまっています。
それでいいのです。だって欲しかったら私が自分で編めばいいのですから。

編めます。
編めますが、今は編む時間がありません。(/ω\)アカン

 

私の手編み 可憐な白のレース

先日実家で探し物をしていた私は偶然、黄ばんだレースのドイリー達を見つけました。

母は私の編んだレースを大事に使ってくれていたのですが、やはり白いレースは長く使うにつれ黄ばんできます。母の家でみつけたドイリーは布にレースを縫い付けたタイプのドイリーでしたが、布が色褪せレース部分は端が薄茶色くなっていました。

f:id:cyancy:20161123193936j:plain

 

布の色褪せが激しかったので、黄ばんだレースをはずして漂白し、新しい綺麗な布を縫い付けようと思い、私は家に持ち帰りました。

ちなみにこのドイリーは昔、王由由さんの本を読んで作りました 

しあわせのレース―レースのある暮らし

しあわせのレース―レースのある暮らし

 

 古い本ですが、編むだけでなくレースのある暮らしを美しく提案した本。
レースの魅力を余すところなく紹介しています。

 

さあ、作業を始めましょう。

まず最初に布を取り外します。

f:id:cyancy:20161123194424j:plain

 

布をはずす際にレース部分を間違えて切ってしまうとほつれてきてしまうので、慎重にハサミをいれます。後でレース部分を洗います。洗うとレースは縮みますので洗う前にレースのサイズを測っておきます。

 

f:id:cyancy:20161123194138j:plain

 

15~16年前に編んだレース。
なんとなく薄茶色に変色しています。

レース糸は水で薄めた漂白液に浸して漂白します。
濃い漂白液は糸を痛めてしまうので、薄目の漂白液を使うのです。
1回で白くならない場合は2~3回ほど薄い漂白液で漂白をくり返します。

f:id:cyancy:20161123194744j:plain

 

1時間後、こうなりました。

f:id:cyancy:20161123194943j:plain

 

良かった、真っ白になりましたね。
漂白液から取り出して水できれいにゆすぎ、脱水します。

 

f:id:cyancy:20161123195308j:plain

 

脱水して、くしゃくしゃになっているレース。これを手できれいに伸ばして、洗う前に計ったサイズになるようにアイロンでプレスします。レース糸がボロボロになっていたり、粗悪な糸だったりすると切れてしまいますが、私は良い糸を使って編んでいたので大丈夫。私は昔から横田のダルマ一筋。 細く、白く、強い糸。

ダルマ レース糸 #40 100g 824m Col.3 アイボリー 2020

ダルマ レース糸 #40 100g 824m Col.3 アイボリー 2020

 

 

 形を整えていきます。

f:id:cyancy:20161123195848j:plain

 

トレイに敷いたり棚に敷くならオーバル型も美しいのですが、母は普段使わない電化製品にかけて使っていたので丸い形がいいそうです。
布の上でプレスしてサイズと形を整えたら、布の上に敷いた状態のまま外に出してレース部分を乾かします。

乾かしている間に、新しい布を用意するのです。
白いレースに白い布を合わせ、そこへ白い刺しゅうをするとアンティークな雰囲気の漂うヨーロッパ風に仕上がります。
私は織り糸を抜いて細かくかがる刺しゅう「ドロンワーク」にも凝りました。 

はじめてのドロンワーク

はじめてのドロンワーク

 

 


しかし母は花柄が好き。
最初に縫いつけていた布はグリーン系のやわらかな小花柄でしたが、今回は見ているだけで気分がウキウキするような華やかな花柄をチョイス。

f:id:cyancy:20161124121414j:plain

 

サイズ通り円形に切り、端をロックかジグザグで処理しておきます。
後は乾いたレースを手縫いで縫い付けておしまい。

出来上がりはコレ

f:id:cyancy:20161123200508j:plain

 

薄茶色のレースは真っ白になり、可憐さを取り戻しましたよ。
母は喜んでくれるかな?

 

f:id:cyancy:20161123200614j:plain

 

手を使えば美しく可憐に蘇るレース。
作った当時の記憶とともに何度でも。


これが本当の手作りでしょ。

 

またね