カラーコーディネーターのシアンです。
いえ、ちがった。資格はアシスタントです。
(/ω\)流行りの経歴詐称をしてみました
前回の記事で五助屋レザー氏にコメントいただいた。
これね
@gosukeya 0.1の人にとって、0.01の人たちは変わり者に見えるらしいよ。「正直あんな変わり者になりたくないわぁ」とか思ってるかもしれん。
— cyan (@cyancyb) 2016年4月25日
五助氏の言う通り、本当になかなか0.01になれないんだよねぇ。手が届かない挙句、悔し紛れに0.01を否定したりし始める。
で、
五助屋氏も「なんだかちょい前にかいた」な、とつぶやいているように、この手の内容の記事はどのように書いても誰かの2番煎じという残念な私。
きっと知らないうちに五助屋氏のブログに影響を受けて書いたのだろう。(おかしいな、最近ほぼバイクのブログなのに)
あ、ちなみに私は0.01%になかなか届かない平凡特攻野郎である。
「なめネコ」を懐かしいと言った五助屋レザー氏のブログはこちら。(本業はたぶんバイクだ。他はサブコンテンツだ、間違いない)
先駆者、先導者、追随者
さて、世の中の流行色というのは2年ほど前に決められているのはご存知だろうか。私の記憶では以下の過程で決定されていたように思う。(今はどうかな)
- 2年ほど前にインターカラー選定会議でインターカラーが決定
- 1年半前にファッションとしてカラー他、素材、シルエットのトレンドが決定
- 1年前に繊維会社による素材発表やファッショントレンド誌の情報発信
- 半年前にデザイナーズコレクション(パリコレとか有名ね)
- ファッション雑誌による広報、実シーズン入り
とか、こんな内容であったと記憶している。詳しくはJAFCAを参考にするといい。たぶん似たようなことを書いているはずだ。(読んでないから知らない)
JAFCA | 一般社団法人日本流行色協会 | Color Trend
この「流行」というのは一時的な社会習慣であり、皆が取り入れるまでに実に2年以上もの歳月をかけている。ではこの流行するまでの過程を人間の行動でみていくとどう振り分けられるだろうか。
ここで一般的に人間は5段階に分けることができるようだ。
- 先駆者(innovators)革新者、開拓者。
- 初期採用者(early adapters)先導者、いわゆるファッションリーダー。
- 初期追随者(early majority)模倣者、話題への積極的追随者
- 後期追随者(late majority)保守層、消極的追随者
- 遅滞者(laggards)伝統主義、伝統保守層
E.M.Rogers [Diffusion of Innovations]より
ちょっとテキストをカジれば誰でも知ってる内容でごめんなさい
この5段階のうち、3~5は大衆レベルだ。圧倒的なマジョリティ。(このマジョリティに広がり始めた段階でシーズン(流行)入りとなる)
これに対し、1の先駆者はマイノリティとなる。
2は1を受けて大衆へ展開していく発信者にあたる。2はいわゆるカリスマとよばれる者たちが多い。(ちなみに先導者はマジョリティ側に近いと私は考えている。)
つまり、大衆はカリスマなしには先駆者を理解できない。
しかし、カリスマの発信によってシーズン入りした時点で大衆は、その「理解できない者」の思うがままに動いている集団ともいえる。
先駆者はそれだけ大衆のはるか先を見る集団である。彼らに流行は左右される。
我々は、そういう世界で生きている。自分で色や形を選んでいるつもりでも、決して自由に選択しているのではない。
さて、プライドばかりお高いハンドメイド作家の皆さん、なんだかんだ言いつつ私もあなたもお客さんも皆追随者だ。その他大勢のありふれた存在だ。ただそれだけの存在。
今日はここまで。
またねー