ハンドメイド屋のシアンです。こんにちわ
先日の記事について、いろいろとコメントいただきました。ありがとうございました。
洋裁を生業としています、とおっしゃる方からは「ハンドメイドこそプロの仕事だと思っております」というコメントをいただいて、本当におっしゃる通りだと思っています。確かな技術と経験をお持ちの方・職人さん方にとってはまさしくその通りなのだと思います。
っていうか、そこまで言えるのはカッコイイと思うのです。
私には、そこまで言えるような技術も経験も無く、コメントくださった方がご自分の仕事と技術とにに誇りを持っておられる様子に素直にカッコイイと思うワケです。
プロのハンドメイド作家って何だろう?
私は作品販売の中でお客さんからいろいろな評価・感想をいただいています。そのなかでも最近多くいただく感想はこちら。
『すごく縫製が丁寧でキレイで、まるで既製品みたいです。手作りじゃないみたい!』
注:信じられますか。これは褒め言葉なんですよ。(/ω\)
同様の感想を頂いたことがある作家さんは多いと思います。
手作り品を求めるお客さん全員とは言いませんが「手作り品は既製品より劣る」という意識をお持ちのお客さんも多いと思うのですよ。身近に「良い手作り」が無い方は多い。そういう方にとってハンドメイド作家なんて所詮素人なんです。そして私も素人の一人。
実際にプロとして通用するハンドメイド作家がどのくらいいるのかは知りませんが、それではプロのハンドメイド作家って何だろうって私は思うワケですよ。
プロ意識を連呼するハンドメイド作家やハンドメイド講師のブログをご覧になったことはありますでしょうか。ネットをさまようハンドメイド作家は、他人の唱える「プロ意識」という言葉に安易にとびついてしまうことがあります。
そこには「私の中でプロって何だろう」という視点が抜け落ちています。そのくらい「ハンドメイド作家」の中には意識が薄い人もいるのです。
「マーケティングが大事」というブログで販売ノウハウを覚え、お金を出してマーケティングをコンサルしてもらって少し売り上げが上がって「プロのハンドメイド作家」になったつもり。
一流の作品を実際に見たこともないのに「プロ意識」を持って仕事をしているつもり。
プロって何でしょう、プロって何でしょう。
人によっていろんなハンドメイドの「あり方」があっていいと思う。必ずしもプロになる必要はありませんが、プロになりたいなら「私にとってプロってなーに」から考えてもいいんじゃないかと思います。
私は考えれば考えるほど、作れば作るほど「プロ」というモノとは比べ物にならない自分にため息ですよ。まぁ、私が目指すのは『お母さんの手作り』であってそれはプロではないのかもしれません。
このブログはいろんな方が見ていますので、コメントを公開していません。お名前は伏せますが「ハンドメイドこそプロの仕事だと思っております」という深いご意見をくださった方、ありがとうございました。
またねー