うだる夏も手足の凍り付く冬も、布に触り、作り続けるのです。
可愛い柄。少し懐かしいような小さい花柄です。
今回はこの布でエプロンを作ろうと思います。
小さな女の子が汚してもシミが目立たないかな?
カリスマや人気作家のようにキラキラ華やぐ手作りは田舎者の私には必要ないわ。
だって最初から最後まで地味で単調な作業ばかり。
しかし地味で単調な作業の繰り返しこそ、私の仕事の全て。
私はプロみたいなオシャレなものを作る気は無いの。
ただレースとフリルを縫いつけたいだけなの。
自分勝手な手作りですけど
昔も今も、お母さんの手作りって、そういうもんでしょ?
小さなプリンセスのために
ポケットにもウエストにもゴムを入れて可愛らしく使いやすく。
カントリーテイストのノスタルジックなエプロンになりました。
春のやわらかな日差しの中で、弾むような笑顔が見たいのです。
美しく花開く前の、小さなプリンセスたちへ。
そしてお姫様になりたかった、遠く幼く小さな私へ。
さて、次は何作ろう?