こちらハンドメイド屋シアンです。 こんにちわ
ハンドメイド販売をしながら考えたアレコレをご紹介するブログです。
今日は古くて新しい「ハンドメイド販売」の形をご紹介したいと思います。
在庫を持たない商売、といえば転売ですが
でもハンドメイド作家の場合は受注販売を思い浮かべる方が多いと思います。
オーダーを受けてから商品を作るスタイルです。
商品在庫を持たなくていいので、売れなくて在庫を抱えるという心配がありません。
ホントかしらね (/ω\)
実はこの販売方法は力のあるハンドメイド作家さんに向いていると私は思うワケです。
商品在庫は無いかもしれませんが、つねにオーダーを受け付けられるように材料をストックしなければなりません。
決められた期日までに納品しなければなりませんので、製作時間を正確に把握しなければなりません。製作に計画性を求められます。
そして何より、販売実績がない人の場合はオーダーを頂くことが難しい。
つまり
きちんとファンを囲い込めるだけの作家力・商品力が必要になるかと。
芸術家ならともかく、販売単位が1000円未満のハンドメイド販売の初心者にオーダー販売は正直むいているかどうか・・・。
しかし初心者には大量の商品在庫を抱えることもできないワケであります。
売れるかどうかもわからないうちに大量の商品在庫を最初から抱えられるほどの「体力・販売力」が無い。
もちろん最後まで1個も売れなくて販売をあきらめる人も出てくるでしょう。
毎日在庫を見るたびに嫌な思いがするという悪夢が始まるわよ。(/ω\)
で、本日は
私が3年ほど前からずーっと定期的に確認している販売者の商品展開がとても興味深いので皆様にご紹介したいと思うのです。
在庫を持たないハンドメイド販売
70歳近い販売者です。
こども服を展開しています。
お孫さんが生まれて、お洋服づくりを再開。ついにハンドメイドサイトに出品してみました!という販売スタイル。
出品点数は3点~5点程度。少なめだね。
価格帯は5000円~8000円 結婚式にきせてもいいくらいのオシャレ服
こども服の場合、サイズが細かく分かれていて、季節ごとに素材も変えます。安全面に特に配慮する必要があり、手間がかかります。シーズンごとの流行を考えると、そのシーズンに売れなかった場合、一生かかっても売れない在庫になるイメージがありました。
で、
驚きました。
その販売者は、実はお孫さんに着せるための服を作っていたんです。
前もって少し大きめサイズを作って、出品する。
売れなかったらお孫さんに全部あげちゃう。
売れたらまた製作する。
コレをくり返していらっしゃった。
なので販売する服もサイズが大きくなっていきます。
うわー、お孫さん、大きくなったんだねーって思う。( ̄▽ ̄)
ずっと観察し続けて、1年ちょっとしてからこの流れが見えたとき、おもわず私もニンマリしました。
とても頭のきれる人だな。年の功かな。
女の子の服ばかりなのも合点です。
確かにこれなら在庫にならない。
売れなくても全く気にならない。( ̄▽ ̄)むしろ売れないでって思ってるかも
大事なお孫さんのために作ったお洋服ですから、商品を実際に購入された方も丁寧な仕立てに大変満足されているご様子。
なによりも販売者自身が販売している商品に愛情を持っていらっしゃる。
大事なのはコレ↑で、商品に愛情をこめていらっしゃるので画像を見ても商品説明を読んでいてもそれが伝わるワケです。
読んでいて、コチラが嬉しくなるような画像と商品説明です。
この販売者を見てると、作るのも出品するのも楽しそう。
画像がね、見ていて楽しい。
だからこそ、この方の商品は手作りの魅力が増すのだと思う。
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「手作り」という魅力が増すハンドメイド販売
ピアスを売る人、革小物を売る人、いろいろな販売者のブログを読んでいて思うのですが
ご自分の商品に愛情を感じていらっしゃる作家さんはブログを読んでいてもそれが伝わってきて、読んでる私もとても嬉しい気分になる。
お客様の使い心地や要望のことを考えて真面目に試行錯誤している様子も、作家の商品をさらに魅力的にしています。
いいな、ぜひお会いしたいな、直接商品を見てみたいな、って思う。
読んでいて素直に応援したくなる。
ファンがつくのはこういう方々なんだな、と。
作家と触れ合ったお客さんに買われていった商品達もきっと大事にされているだろうな、と。
私は彼女たちのブログや商品から
「手作り」の販売者として、あるべき形を見ています。
ハンドメイド作家さん、ご自分の商品に愛情を持っていますか?
ちなみにハンドメイド販売を始めたばかりの頃
アタシは客に売りたくないくらい自分の商品が大事だったです。(/ω\)
でも売る。(/ω\)やっぱりお金も好きです。
まとめ
少し話がそれましたかな。
本日のテーマのまとめとしましては
工夫をすれば在庫を作らないハンドメイド販売も可能かもしれません。
ご自分の生活スタイルと販売スタイルに向いた販売方法を模索してみてください。
必ずしも在庫を持つ必要はないのだから。
またね!