2016年10月追記更新
ハンドメイド屋のシアンです。 ( ̄▽ ̄)コンチワ!
ハンドメイドはここ数年で売るのが難しくなってきた
こんなコメントをいただきました。
私もそう思います。
これからしばらくの間、難しい時期が続くようにみえますが、こういう感覚(危機感)を持っている作家はどのくらいいらっしゃるのかな?
もう一言ご紹介しますね。
目に留まることすら難しい
そうです。長くやっている人は感じていらっしゃるはず。
とにかく新規参入者が多く出品することで、自分の商品がお客様の目に留まること自体とても難しい。
ハンクラサイトにいたっては、毎日数えきれないほどの出品があるのです。「危機感」を持てない作家はピンからキリまでの商品の海に埋没です。ごぼごぼ
供給過多のハンドメイド販売
ハンクラサイト(ハンドメイド売買サイト)も、新しいサイトが多く立ち上がっています。こんなに多くのサイトがあるとお客様もいちいち探せません。
作家もハンクラサイトも
これから戦国時代がやってきますね?( ̄▽ ̄)
ラットレースは小さな世界で加熱する
作家は走り続けないと新規参入者に追いつかれてしまいます。「手作り」というだけで売れる時代は終わっています。
落ちこぼれた作家は、ハンドメイドにまつわる教育業者に絡めとられていきます。
ベテランでも油断はできません。
今売れっ子だからといって、流行が変われば落ち目です。
特に手軽に出品できるハンクラサイトをメインに販売している作家は、毎日あふれるように出品される商品に溺れないように、泳ぎ続けなければなりません。
溺れないように粘る体力も必要ですね ごぼごぼ
生き残るのは誰だ!?
確かな技術? 作るセンス?
商品作りが上手な作家が生き残るのではありません。お客様に買わせるのが上手な作家が生き残るのですよ。
ハンクラサイトでよく売れる商品を研究してみてください。
ハンクラサイトでは、売れた商品が一覧で見れるようになっていたり、お客様の評価と感想が一覧で読めるようになっています。
見ればわかりますが、たいした技術の必要ない商品も多く売れています。アタシから見れば目玉が飛び出るような値段で買うお客様がいる。「とっても気に入りました、幸せな気分です」とか、書いてる。
もちろんそれでいいんです。それはお客様の価値観ですから。
お客様の満足する商品を、満足のいく値段で売る、いい作家だと思います。
私は作家に言いたいことがある。
こんなことを考えてる作家がいる。
いいものを作って出品すれば、必ずわかってくれる人が買ってくれる。
私ならそんなに安っぽいものは作らない。
クオリティーの高い商品を作っていれば、本物がわかる人が買ってくれる。
なにもしなくても、いずれ世間が気づいてくれるハズ。
こう思っている作家の、なんと多いことよ
違いますよ。( ̄▽ ̄)こりゃまいったね
たいていのお客様は本物がわかりません。
失礼ながら、ハンクラサイトのお客様は本物っぽい偽物が大好きです。
いやぁ、この言い方も失礼だな。すいません
敢えて言えば、お客様は「本物」を求めていないんです。
だって、ネットの画像じゃ「本物かどうか」なんて見分けられない。
作家も画像を加工しちゃうしさ。
お客様は、高価な本物よりも気に入ったモノが欲しいのです。
確かに本物ではないかもしれない。
もしかしたら安っぽい偽物かもしれない。
でもお客様にとっては「私だけの本物」なんです。
ここに、理想の「本物」を追求する作家とズレが生じます。
作家とお客様は、価値の基準が違うんです。
そもそも、本物がわかる人はハンクラサイトの商品に大金をつぎ込むでしょうか。
ハンクラサイトでは、本物を作れる作家が売れるわけではないのです。
売るのが上手な作家が売れるのです。
「私だけは違う、私の商品は本物だ」と思っていると溺れます。
まとめ
ごぼごぼ
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