ただいま思案中。

ハンドメイド作家がネットをさまよっています。

アートという領域

 

 

もしもし、こちらシアンです。ハンドメイド屋をしています。こんにちわ

 

ただいま病気療養中とか言いつつ、ガンガンミシン踏んでます。

 

1人でぶつぶつ言いながらミシンを踏み続ける女。(/ω\)怖いわよ

 

薬を飲んでボーっとしているので能率は落ちます。
間違えないようにいつもよりさらに気を使います。
もちろん針とマチバリは最初と最後に本数を必ず確認します。

一本でも足りなかったら家中探します。バッグや服にくっついてて、購入してくれたお客様やそのお子様に針が刺さったら大変ですから。

 

頭がゴチャゴチャしてきたら、ブロガーさんから頂いたアドバイス通り本を読んだりしてヒートダウン。

 

本の内容が暗すぎて闇が深まる。(/ω\)出口のない泥沼へようこそ

 

本日は病人がたわごとを書いた。興味のある方はどうぞ。

 

事情の多いハンドメイド作家たち

 

ハンドメイド作家=「主な構成は主婦」みたいな構図がある。

まぁ、本当に主婦も多い。そういう人は主に家で手作り品を作ってネット販売する 

外で働くことができたらそれが一番いいのかもしれないけれど、働くに働けない事情がある人は多い。どうしても外で働けない事情を持つ人というのは一定数いるのだ。

 

でも、家にいて、養ってもらって「気軽にお小遣い稼ぎして、気楽な身分でいいわね」というなかれ。

働きたい、自分も誰かの役に立って自立したい、という切実な気持ちを皆抱えている。

自分は役立たずだ、誰にも必要とされていないじゃないか、と自分を崖に追い込んでいる方も多いはずだ。

働けない事情を『働ける他人』にわかってもらえないことも多くて孤立してしまうんだよ。だから社会につながることができない。どうしても。

 

ハンドメイド作家というジャンルは、そんな劣等感すら抱いて生活する人たちにとって新しい希望のひとつなんじゃないかなと思う。

 

誰かが見てくれる。買ってくれる。喜んでもらえた。自分でお金が稼げた!

 

この一つひとつが、切実に嬉しい。

自分の体調や都合に合わせて販売ができるし、孤立した心が慰められる。

 

直接社会に繋がり続けるのは無理でも、自分の「できること」が増える。
これは自信につながると思う。
売れても売れなくても、ひとつチャレンジできた。
失敗することも経験のうちだ。失敗の経験が増えれば行動力がつく。

そういう経験が自信につながって笑顔が増えればいいと思っている。

 

ただ、こういう人たちはハンドメイド作家としては、バリバリ作って売って稼ぐことができない。
結論としては「売れっ子作家」には何をやったって勝てないのも事実。

もしかしたら作品が全然売れないままかもしれない。

 

だからといって、ネットで売上自慢とかしてる鼻毛達に劣等感を抱かなくてもいい。

以下私のたわごと論を展開する。

 

通常の主婦ハンドメイド作家は以下の要素を含んでいると思う。

(作家=素人という前提で考えている。例外はある。)

①作るのが好きで利益度外視、好きな物を楽しく好きなだけ作る『趣味の作家』

②仕事として成立。素人には太刀打ちできないスキルを持ち、何個でも同じものを作ることができる『職人風作家』

 

上記のどちらか、もしくは両方の要素を多分に含みながら製作販売を続けている。

 

作り続けることのできない、体力の無い方の場合、①はともかく②については真似することが不可能だ。数多く作り続ける・長く売り続けるためには、それなりの体力・行動力が必要になる。

 

そもそも、そこまでバリバリ働けりゃぁ、家で1人で苦しんだりしてねーよ、知りもしないのにふざけんなよ、とか言ってやる。

 

友よ、どうかそんなものに気を取られないでほしい。

皆が皆、同じ土俵で戦う必要はない。

皆と同じハンドメイドをしていたら埋もれてしまうだけなんだよ。

 

 

もっとちがうことやろうぜ

 

 

アートという、未知なる領域

必ずしも、職人になる必要は無いと思う。私が考えているのは別次元の可能性。

アート枠だ。

 

現にハンドメイドサイトクリーマでは『才能ある人、努力する人を埋もれさせるのはおかしい』という理念のもとに、アートというカテゴリーが用意されてある。

ここでは絵やオブジェなど様々な作品が販売されている。通常のハンドメイドと言われる素人作品と一線を画す存在だ。

 

『趣味の作家』『職人風作家』が購入者側のことを考えて作品を作るのに対し、アート作家の作品は自己主張する。

 

自分を、過去を未来を、夢も絶望も、街角の生活も。何もかもを自由に表現し主張する表現者だ。

 

素晴らしいじゃないか!

購入者側の使い勝手がどうの、クレームがどうの、ではない。流行りの売れっ子になるためのハンドメイド販売とは次元が違う。

 

売れっ子を含め多くのハンドメイド作家はある意味平凡だ。普通なんだよ。だからそのほとんどはアート枠に入り込むことはできない。
普通の感覚の凡人ではアートというジャンルは到底踏み込むことのできない未知なる領域だから。

 

何も知らないくせに知ったようなことを書いていると多くの人は思うだろう。しかし私は幼少期に色の感受性を評価されて絵の英才教育を受けていたことをここに白状しておく。

 

 

私は提案するよ。

 

心を燃やして、体を燃やして、命まで燃やすほどに本気で絵を描くことが好きなら

気が狂ってしまったのかと思うほどに物体で何かを表現したいという情熱に動かされたことがあるなら

そして表現することに固執できる気力と体力があるのなら

作品を発表する場の選択肢の1つとして、ハンドメイドサイトのアート枠の活用を私は提案したい。

ハンドメイドサイトにだって、いろんな可能性があるんだよ。

素晴らしい表現の才能を、ハンドメイドカテゴリーに埋もれさせるのは悔しいじゃないか。

 

もちろん精神の消耗は激しいぞ。

 

中途半端な終わり方になって申し訳ないが、アート枠については長くなるので説明は後日にしよう。

 

自分の運命に楯を突け

自分の運命に楯を突け

 

 

 またねー