cyancy’s blog

ハンドメイド販売が生業。いかにハンドメイド商品を売り込むか、日々攻略中。

食い物にされるハンドメイド「作家」 シアンのハンドメイド販売生活

 

 

シアンです。ハンドメイドはお好きですか?

本日もハンドメイドのドロドロ裏事情を少し腹黒くご紹介します。お好きな方はサクッと読んでくださいませ。

 

昨日、チョコレートの新作スイーツを食べる夢を見た。
正確には食べようと思って、買った夢を見た。


あれ、夢の中で食べた覚えがないなぁ、

ああ、食べたかったなぁ(´▽`*)ウフ
あれ、どこに置いたんだろう?
後で食べれるかなぁ、夢の中とはいえ もったいないなぁ

と朝から未練がましく想像するのですが

 

って、そんなことを書きたいんじゃなくて。

 

食い物にされるハンドメイド作家について斜めな感じで考えてみました。 

突然ですがハンドメイドマーケットと呼ばれるサイトをご覧になったことはございますか? 

布、ガラス、陶芸、木工…さまざまなジャンルの商品がございますが、基本的には「オリジナル品」を販売するので作品のデザインも様々です。

 

とか言うとでも思いましたか? (/ω\)

 

実はハンドメイド販売の作品って、どれも似たり寄ったりです。

詳しくはコチラに書いておりますが 

cyancy.hatenablog.com

 

どのジャンルをみてもデザイン自体はどの商品もそんなに変わりません。

みんなイマドキのデザイン、色、形。どこかでみたことのあるようなものが多いです。

だからその中でもとびぬけてとがったデザインは目立ちますが、言ってみれば「風変り・奇抜」な作品は、お客様も手がだしにくく売れにくい。

逆にすごく流行っているものは、どれもコレも良く売れます。

 

イメージとしては昨年流行ったビジュー関係のアクセサリーがわかり易い。

ビジューのピアス、ネックレス、コットンパールとスワロフスキー…。これらを扱うジュエリー作家の作品はお店に並んでいる大量生産品と同じ。どれもコレも似たようなデザインです。おそらく作家たちの作品紹介文も似ているはずです。

 

見ていてつまらない、平凡なハンドメイド。(/ω\)でも売れる

 

しかーし
流行りものを追いかけるのは大変危険です。

ハンドメイドは材料を揃える時間・製作する時間もかかりますので、作品を出品するころには他の作家が似たようなものを出品している。大量の作家が、同じようなものを大量に。 

その中で売り抜けることができるのはごく一部。いち早く流行に追随できた作家だけ。

 

他の作家たちは残りのお客様の取り合いをしている間にいつの間にか流行も変わり、慌てて売れ残ったものを値下げしていくことになります。

しかしながら流行おくれの商品は値下げしても売れないわけで、最終的には材料費すら回収できないほどの値下げ処分になりますね。

もう、まさにラットレース。(いたちごっこ、とでも言いますかね)

 

普通の作家さん(特に主婦などのアマチュア作家たち)はラットレースを続ける体力が無いので、ここですぐに脱落するわけです。

 

 こういう人は「売れなくてもいいの、ハンドメイドが好きだから」という言い訳をするようになります。

コレに関しては、あえて言いましょう。

じゃあ売るなよ。

 

ラットレースに勝ち残った作家たちも、ずっとレースで走り続けなければなりませんから、いずれ体力を消耗して次々と脱落していくことになります。

もちろん私もレースに強制参加です。(/ω\)コレが現実

 

今、ほとんどのハンドメイド作家はこんな状態でハンドメイド販売を続けております。小さく狭い世界の中で弱肉強食をくりかえしているわけですが

 

ここで質問です

このハンドメイド業界が盛り上がると誰がおいしいのかわかりますか。 

 

おいしいのはもちろん流行にいち早く追従できた作家でしょって思う? 

違います。

彼らはレースの一番先頭を必死で走っているにすぎません。先頭を走っているので勝っているように見えるだけです。ゴールのないレースですので、いつかは疲れて追い抜かれていくことでしょう。

 

一番おいしいところを持っていってしまうのは

実は業者です。

ハンドメイド素材・道具を扱う業者。セミナー業者。通信講座の業者。そしてハンドメイド作家から手数料をさっぴくハンドメイドマーケット運営業者。

 

流行りものに強く、ネットで検索されやすい。大手にも卸すけど、ネットでは個人にも小売している。 

みんなが同じ素材を使用して似たようなものを作るわけですから流行素材は良く売れますね。

特にアクセサリー素材などは種類が豊富ですので地方(遠隔地)の作家さんたちには重宝することでしょう。

手芸屋で買うと高いからね。種類も選べないし。ネットでは手芸屋に行くより気軽に買えますから。

 

もちろん大量に仕入れると1個当たりの値段が安くなるので、作家は多めに購入します。

ビーズなんかがそうですね。

100個入り 600円の商品は1個あたり6円ですが、個人向けには10個から売る業者もおりまして 10個入り 120円、1個あたり12円だったりしますから。

 

そんな安い値段で個人に販売して儲かっているの?って思うでしょ。

 

いえいえ心配ご無用。

アクセサリーはビーズだけでは作れませんから。
様々なアクセサリーパーツが必要になりますね。
チェーン、留め具、台座、他にはビーズ専用の工具なども。
ビーズは専用のビーズケースが便利だったりします。

実はこのような一見メインではない必要パーツたちは、どの店でもお値段が高め設定です。あの大手チェーンの手芸店(名前は敢えてださない)よりも高いかもしれない。

 

長くハンドメイドをしている人には一目瞭然のぼったくり商品があちらこちらにあるワケです。 

しかし、昨日今日ハンドメイドを始めたばかりのナンチャッテ作家は、あんまり値段がワカラナイ。

 

そこへ

「〇〇社製の本格的な△△です、プロが使用するにふさわしく・・・」

「従来の商品より〇〇です。クオリーティを求めるなら・・・」

とかいう商品説明がついているのです。

(普通にありふれたモノなのにね)

 

商品知識の無い作家は、買い物ついでにそれらを見ながら、あぁ、私も作家なんだからこういう道具を使わなきゃね、と気持ちが上がってしまうでしょう。

 

ポイントが貯まるから
いまさら他で探すのも面倒だから
どうせ必要なものだから・・・

なんだかんだ言い訳しながら買ってしまうでしょう。

 

それはそれでいいのです。

自尊心を満たしてくれた、

いい気分にさせてくれた、

という付加価値のついた商品ですから。

 

そして

そんな甘い考えのアマチュア作家からお金をしぼりとっているのが業者です。ハンドメイドを売るために素材を買っているのに、実はお金を搾り取られているという不思議。 

売れた実績もないのにプロ仕様の道具ばっかり買ってしまう素人作家たち。業者にとってはおいしい人たちです。

 

考えが甘いからダメなんだよて、思うでしょ。 

でも、そんな人がお金を使ってくれるから世の中が潤うんですよねぇ。ちなみにそういう人って、高価なものを買う。

 

薄っぺらな自尊心を満たすために、売れもしない商品の質にこだわって採算のあわない高価な材料ばかり買ってしまう。

購入した素材をつなぎ合わせただけの、何の工夫も無い作品を出品してしまう世間知らず。

言うまでもなくこういうタイプは本人の意識とは別に趣味で「作家」をしています

cyancy.hatenablog.com

 

いま、そんな頭のネジがゆるい財布のヒモがゆるい自称作家さんたちをターゲットにネットでは様々な業者がしのぎを削っています。

もちろんハンドメイド作家養成講座(通信教育)などもこれにあたります。

 

でも作家からお金を搾りとる、という表現は少し間違っているかもしれません。
正確にはナンチャッテ作家が自分からお金を業者に貢いでいるのです。
(そういう作家に限ってすんごいプライド高かったりするから面倒だね) 

そんなこんなでハンドメイド業界で一番儲かっているのは業者です。 

これはハンドメイド業界の話に限ったことではございません。あなたは食い物にされていませんか?

 

 

今回の話のように他人の商売を腹黒く斜めにみる視線を養うにはコレ↓ 

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

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 商売の裏側を詳しく解説してくれます。あの店が、あの人が、儲かっているのはどうしてかしら。なぜコレが売れるとアノ会社が儲かるの?すべておいしい商売には裏があるんです。

 

またね。