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cyancy’s blog

ハンドメイド販売が生業。いかにハンドメイド商品を売り込むか、日々攻略中。

酔っ払いじじぃと小学生

何気ない日々の憂鬱

 

 

田舎暮らしのシアンです。こんにちわ

 

先日面白いことがありました。

我が家はなだらかに傾斜する地域に建っていて、我が家から見て南側の家は腰あたりまでの高さの段差の上に建っている。その家の人を仮に中森さんとしましょう。

我が家と中森さんの家の間には塀がありますが、中森さんの家に来る人は我が家からは丸見え。(逆もまたしかり)

だからお互いに何か様子がオカシイとすぐにわかるので声をかけたりする間柄だ。
我が家で隣人とトラブルがあった際にも、私が警察を呼んでいる間に民生委員を呼びに行ってくださって、警察の聞き取りにも協力していただいて、大変お世話になっている。

 

それはある日のことだった。

小学生の女の子が3人、中森さん宅に走って来て、玄関をごそごそやっている。私の作業場からはこども達が丸見えなので「見慣れない小学生だな」と思っていた。

後から大人がフラフラと歩いてきた。と、思ったら突然姿が消えた。あれ、消えた、と思ってみていたら、小学生が「大丈夫ですかっ!?」と騒ぎ出す。

 

どうやらその大人は転んで私の視界から消えたらしい。 

様子がおかしいので作業場からサンダルを突っかけて中森さん宅に行ってみた。

 

じぃさんが尻もちついてる。(/ω\)アカーン
中森さん宅のご主人が転んでました。年齢80歳

ここで、あなたがどんなに賢明だとしても転んだじいさんにエスペラント語で話してはいけない。すッ転んだじぃさんが警戒してしまうでしょう。
さらに言えば標準語はよそよそしくて年寄りはなかなか打ち解けないものです。

こういうときこそ血の通った土地の魂、そう、方言を使うのです。
以下方言です。

 

( ̄▽ ̄)「中森さ~ん、どうしただ?」

じぃさん「いやぁ~、バス旅行行ってさ、酔っぱらっちまっただよ」

( ̄▽ ̄)「今さら酔いがまわったんずら、ほら、立って」

じぃさん「悪ぃけぇど、玄関、開けてくれや、鍵、小学生に渡したで」

 

転んだ拍子に額から血を流したじじぃ。酔っぱらって笑って血を流し続けている。
これはサイコだ。( ̄▽ ̄)オモロイ

玄関では小学生たちが私を見て明らかに安心した顔をしている。小学生はほぼ標準語で育っているので標準語で話すのです。

 

小学生「鍵がうまく開かないんです!」

( ̄▽ ̄)「古い家だからね、貸して」

 

 古い家の鍵は開けるのにコツが要ります。グッと強く押してグルって力を込めて回します。
「ガチャ」
ほらね、開きました。

 

( ̄▽ ̄)「中森さ~ん、立って」

じぃさん「あ~わりぃね」(ありがとうの意味)

( ̄▽ ̄)「鍵、ほれ、ここに置いとくでね」

じぃさん「あ、すまねぇなぃ」(ありがとうの意味)

 

ふと見ると小学生が荷物を持っています。

 

( ̄▽ ̄)「おじぃちゃんの荷物、運んでくれたの?ありがとう」

荷物を受け取って、玄関に座り込んだじぃさんの隣に置いてやりました。
すると額から血を流したじぃさん、荷物からごそごそと信玄餅のたくさん入った袋をだしました。 

桔梗信玄餅 20個入

桔梗信玄餅 20個入

 

 

じぃさん「これ、あの子たちにやってくりょ」(あげてくれる?の意味)

( ̄▽ ̄)「これ、おじぃちゃんがどうぞって」

小学生「いえ、いりません(困惑)」

 

そうよねぇ、額から血を流して笑ってるサイコジジィからのお土産なんて受け取れないわよねぇ、と私も思いますが、なにしろサイコジジィは酔っぱらっているので「持って帰れ」と譲りません。

 

( ̄▽ ̄)「おじいちゃん、嬉しかったからみんなにあげたいんだって。みんなで分けて家に持って帰って、お母さんに『こんなことがあって、これ、断り切れなくて貰ったんだよ』って説明してから食べてね。貰ってくれると嬉しいなっておじいちゃん言ってるし」 

と、私は大人の対応。(≧▽≦)オバちゃん!大人やからね!
小学生も「そういうことなら」と貰ってくれました。
たぶん相当気持ち悪かったと思う( ̄▽ ̄)だって血だらけで笑ってんだぜ

 

じぃさん「おぅい、奥さん、これ、旦那さんに渡してくりょ。旦那さん、飲むずら」

 

振り返るとサイコジジィがワインの瓶を持っている。

 

( ̄▽ ̄)「高かったずらぁ、悪いじゃぁ」(高かったでしょう、ありがとね)

たぶんこのワインは「酔っぱらって家に一人で帰れなかったことを女房に黙っていてほしい」という口止め料。

 

じゃぁ、帰るね、水飲んで少し休んでね、血はやく拭けよ、と言い置いて、立ち尽くしている小学生を連れて帰りました。

少し離れた所に住んでいるその小学生たちは、外で遊んでいたらフラフラしているおじぃさんが歩いてきたのを見て、具合が悪そうだったから心配になって、荷物をもってあげて家までついてきてくれたらしい。

 

( ̄▽ ̄)見ず知らず酔っ払いじじぃなのに、なんて優しい子たちなの!

優しいからクソじじぃを放っておけなかったのね。

 

日常の何でもない一コマではあるけれど、こども達が可愛く、その優しさに嬉しくなったワタクシでした。
この女の子たちが将来悪い男に引っかかりませんように

またねー