ただいま思案中。

ハンドメイド作家がネットをさまよっています。

ハンドメイド作家は地味な存在でいいと思うの

 

 

時々、「シアンさんのブログを読んでハンドメイド作家になるのが大変だということはわかります。それでも私はハンドメイド作家になりたいんです」というコメントを頂く者です皆さんコンニチワ。

週に一度くらいは同じ内容のコメントを頂きます。書いてくださった皆様、コメントありがとうございます。

 

(/ω\)えーっとね、

 

ハンドメイド作家になるのは簡単です。誰でもハンドメイド作家になれますよ。
さあ、あなたも作家登録して今すぐハンドメイド作家に!

 

(/・ω・)/よいしょ

 

ハンドメイド作家になるのは難しいことでもないし、ネット販売なら敷居が高いわけでもない。自分自身で何かを作って、それに見合った値段で販売するだけです。手作りが好きな方ならネット環境さえ整えば誰でもできると思うのです。

ハンドメイドマーケットでは、我々の作品に価値を感じてくださるお客さんがいるし、大量の出品作品の中からわざわざ探し出して買ってくださるし、皆さんがいちいちネットで「ハンドメイド作家になります!」とか宣言しなくてもハンドメイド作家になれますたぶん。頑張ってやってみてください。

 

本日、私はハンドメイド作家になることよりハンドメイド作家を続けるほうが難しいですよという話をします。
お暇な方はお付き合いください。

 

ハンドメイド作家を長く続けるのは結構大変だ

 

ハンドメイド作家って、年収200万とか300万とか儲かっている人も中にはいらっしゃるらしいんですよ。
でもね、1年後にその金額を稼いでいるのかどうかってところが問題なんですよ。

そこのアンタ、眉毛抜いてる場合じゃないですよ。

1年後に同じだけ収入を得ている方がどのくらいいらっしゃるのか。
派手に収入を自慢している方が、たった一年でいなくなるというのもまたよくある話なワケあります。

私は思うのです。
ハンドメイド作家になるのは簡単です。
ハンドメイド作家でい続けることが難しいのです。 

あなたがハンドメイド作家をしたいなら、すればいいんです。
ただ、静かに始めて、できることなら長く長く続けてください。あなたのお客さんを大事にしてください。私も応援しています。お店も教えてくだされば覗きに行きますし、ブログを書いているなら読みに行ってコメント書きこんだりしますし。

 

コメント欄が炎上したらごめんなさい。
(/ω\)私にしてあげられることといえばそのくらいしか。

 

ちがう (/・ω・)/よいしょ

 

パッと稼いでもすぐに辞めて消えてしまうのは、ハンドメイドを続けることに価値を見いだせなかったからでしょうし、収入が減ったからかもしれないし、そこには長く続かない理由があったのでしょう。 

私はお客さんとケンカしたりハンドメイド作家とケンカしたり、そこそこ失敗しながらも機嫌よくハンドメイド作家をやっています。あなたもハンドメイド作家になったら、ご機嫌で長く続けていく方法をご自分なりに考えていくといいと思います。

長く続けていくうちに、ある日、今までに見えなかった風景にたどり着けるかもしれません。そこには情熱と人生を賭けても惜しくないくらい価値があるかもしれないし、そうでないかもしれないけど、少なくとも私は長く続ける価値があると思って続けています。

 

話はズレるんですけど、

実はね、私は昔も今も地味で無名のハンドメイド作家です。
ハンドメイドで有名になることが目的ではないし、「自分をブランディング化」することに何の興味もない。私のハンドメイドはそれでいいと思っています。

実はちょっと売れ始めたときにこのブログを書き始めたので、ちょっと前の記事は鼻持ちならない内容が多いと思いますが、幸いにもわりと早い段階で「アタシ、たいしたことないわ」と、自分のレベルの低さに気が付くことができました。 

私はハンドメイドブログを書きながらいろんなハンドメイド作家とすれ違いました。すごく天狗になってしまった人もいます。そしてあっという間にいなくなるハンドメイド作家さんもいました。

急に売れ始めると変わってしまう人がいるのです。

まず自慢話を始めます。
そして売れていない人がバカみたいに見えてきます。
次に、もっと売れるために手っ取り早く有名人に取り入ろうとします。
ここ↑ポイントね。

自分を育ててくれているお客さんのほうを見なくなるのですね。
そうなるともうおしまいです。

これについては色々と思うこともあるのだけど、うまくいくとチヤホヤされたいって思い始める人は多いと思います。そこに気づいて自分の向いている方向を修正できない人は長く続かないんじゃないかって思うのね。

ハンドメイド作家っていうのは本当に地味です。
仕事なんて本当に地味で地味で地味な作業の連続です。
地味のままでいいのです。
派手で華やかに騒げばあっという間に飽きてしまう。

静かに始めること、静かに続けること、長く続けること。
そしてお客さんと、自分を支えてくれる人たちに笑顔になってもらうこと。

私は今、こんな気持ちで作業をしているんですよ。

 

私はハンドメイド作家ってステキだと思います。

しかしながら、ハンドメイド作家になって「先生」って呼ばれてチヤホヤされたいって人は、地味すぎてガッカリするかもしれません。

ハンドメイド作家は地味な存在でいいと思うの。
作品を使ってくれる人が主役です。
ハンドメイド作家になる以上、あなたは主役でも脇役でもなく名もなき黒子なのです。

 

またね~