ただいま思案中。

ハンドメイド作家がネットをさまよっています。

ハンドメイド作家の材料の仕入れ感覚を考える

 

 

こちらハンドメイド屋のシアンです。こんにちわ

 

最近、ずっと仕入れていた布地が値上がりして困っている者です。

困ります、困ります。
材料費は利益に直接影響します。

というワケで今までと同じ金額で違う布地の仕入れを検討しております。

あ、私は小売りと卸、両方利用します。

今日はハンドメイド販売初心者さんの仕入れ感覚について警告します。

 

私の目安は1年で使い切れるかどうかです。

大量に材料を購入する際は、材料をどのくらいの期間で使いきれるのかはきちんと計算して購入したほうが良いと思います。

こどもの持ち物は色もデザインも毎年微妙に変わってきます。

水玉やギンガムチェックでさえ柄の大きさは微妙に違います。材料は私物のコレクションではないので、どんなに素敵な花柄だといえども使いきれるのか慎重に検討します。

カロン柄の布のように流行が終わってしまった柄の作品を出品し続けるのは「私の作品は売れてませんよ!!」と宣言しているようなものです。

 

いいですか、まだ北欧柄の作品を抱えている奥さん
今すぐに売り切ってくださいよ。

 

布の柄の流行おくれは本当に見ていてイタいですから。

 

ハンドメイド販売初心者さんの
材料の仕入れ感覚を考える

流行の柄は小売りで少なく買うのも良し

小売りでは流行の柄がたくさん見られます。楽しいです。もちろん私も使ってみたくなりますので、少量を購入してみます。そして、もっと買えばよかったかな?と思う程度に早めに売り切る。コレです。

定番のチェック柄といえども大きなチェック、小さなチェック、その年によって微妙にオシャレ感が変わってきます。

流行に左右されていないつもりでも、テレビや雑誌などで頻回に目から入る情報は無意識のうちに流行を脳に焼き付けますので注意してください。

柄布の場合、材料を使い切れないまま2~3年寝かせてしまうと永遠に塩漬けすることになります。

 

販売経験が無いうちは爆買いに気を付ける。

ハンドメイド販売を始めたばかりの初心者さんが仕入れをする際には卸で購入するのがステイタスのように感じている方もいらっしゃるかもしれません。材料費も押さえたいですし、憧れの売れっ子作家気分を味わえます。

小売りと違ってお安いですし、今は少量からでも販売してくれるところもあります。

しかし注意も必要です。

たくさんの材料が揃っていて安い。慣れないうちは興奮して「仕事だから」と大量に買ってしまいます。

しかし、結果的に申し上げますと爆買いした材料を使い切れる初心者はいないと思ってください。

当然、心理的に『使わなきゃ、売らなきゃ、もとをとらなきゃ』と必死。

でも初心者ですから、なかなか売れません。(/ω\)アカン

そこで「ハンドメイド 売れない」カテゴリーに流れていきます。

私は、この辺が「売れない人」の甘いところだと思っています。

 

「好き」と「仕事」を混同してはいけません。

好き・趣味なら好きな物を好きなだけ買えばいいですが、仕事なら「利益をだす」ことを計算して購入してください。

仕入れた材料+こまごまとした材料に加工費、ネット販売なら梱包材量と梱包費+送料、委託販売なら納品にかかる時間や交通費。他必要な諸々を上乗せして、それでもお客さんが買ってくれるか(売れる)・利益を出せるか計算するのです。

これらを計算しないで感覚で材料を買うのは趣味の人です。
売れてもいないのに高価な材料やおされアトリエの飾りつけ、オサレ道具にこだわるのも趣味の人です。

 

そもそも計算なしで材料買って利益をだせると思うのがおかしい。
( ̄▽ ̄)どんだけ甘い感覚してんだよ。

 

仕事内容にもよりますが布の場合、販売に慣れるまでは小さく仕入れて早く使い切る・売り切るほうが賢明です。

 

私は手芸コーナーで実際に働いていたので大手の布の原価を知っています。業界大手の卸価格しか知らない私がこんなことを言うとアレなんですが、

 

素人に少量から小売りする卸は高いところが多いです。

手芸のトナカイ(仮名)は高すぎです

 

ネットなら送料や手数料、実店舗なら交通費。計算すると近場の手芸店のセールで割引を利用したほうが結果的に安かったりしますので購入時は必ず電卓をたたいて考えたほうが良いのです。

 

辛辣なまとめ方をする

 

ハンドメイド販売は手軽に始められますし、やめるのも簡単です。しかし高価な材料を抱え込むと簡単にやめることができなくなります。ここで、売れないけど「もとをとりたい」と頑張ってしまうから赤字が膨らみます。

販売実績の無い方、販売経験のない方ほどお金を使って材料に凝り、道具に凝り、「ハンドメイド作家という憧れ」にこだわります。

特に社会経験の少ない主婦のほうが「仕事」と勘違いした「憧れ」の部分にお金をかけすぎます。そして無知ゆえに執拗にこだわって勝手に潰れていくのです。

 

憧れだけでお金を使うのは趣味の範囲にとどめましょう。

『仕事だから』とお金を使っていいのは仕事でお金を充分に稼げる人だけです。私はそこまで稼いでいないので、材料を購入するときは数日前から銀行残高をにらみながら電卓をたたいて頭を抱えています。

 

皆さん、計算してください。

 

 

ちなみに、趣味の『仕事』にお金をかける自称ハンドメイド作家をひがんでいないと言えばウソになります。

 

今日は内容が散漫ですかね。まぁいいでしょう。

 

またねー